幼なじみ以上、恋人未満。



俺は、平然を装って瑠璃の手を引っ張って歩く。




さっきまでの瑠璃とはまるで別人のよう。



手を繋いだ途端に、静かになった。


「は、はるき!」


「ん??」


「……手…。」


「が、なに?」


「繋いでる…。」


「それで?」


「……もし、知ってる人とかに会ったら……?」


「まぁその時は、お前のことを彼女って言ってやる。」



「な、なっ………!」


口をパクパクさせる瑠璃。



こんな瑠璃の慌てぶりを見れるのも今日が最後かもしれない。