愛の宣告




先生が好きだった頃は
真っ先に先生のデスクに向かった
今は違う荒木先生の元に
先生を通りすぎて
行くようになっていた

いつものように並木先生の
後ろを通りすぎようとした時

並木先生に腕を掴まれた
あたしは久々にドキドキした
振り向くあたしに先生は

「俺が見ようか?」

と言ってきた

あたしは別にどちらの
先生に見てもらおうが
関係ないやと軽く捉え
先生にMOを渡した

その軽い判断が
このあとあたしに変化を
与える事になるとも知らずに