先生が好きだった頃は 真っ先に先生のデスクに向かった 今は違う荒木先生の元に 先生を通りすぎて 行くようになっていた いつものように並木先生の 後ろを通りすぎようとした時 並木先生に腕を掴まれた あたしは久々にドキドキした 振り向くあたしに先生は 「俺が見ようか?」 と言ってきた あたしは別にどちらの 先生に見てもらおうが 関係ないやと軽く捉え 先生にMOを渡した その軽い判断が このあとあたしに変化を 与える事になるとも知らずに