「好きだよ。悠輝」 目の前にいる 愛しい人物が言う 「私も、好きだよ。烈」 笑顔を返した 「嘘つき」 「え?」 彼は笑い返してはくれなかった 足元を指差す 視線でそれを追うと 「君を僕から奪う人は 許さない」 血に濡れた地面 紅に染まった 新撰組の皆 「――…っ!!!!」