放課後、俺と由美はファーストフード店で向かい合わせにコーヒーを飲んでいた。 いや、正確に言えば、由美が飲んでいるのは野菜ジュースだけどね。 「で、秘密の関係ってどんなの?」 由美が、ストローから口を離してゆっくりと言葉を紡ぐ。 眼鏡の奥で蠱惑的に輝く瞳は、正直ゾクッとするほど綺麗に見えた。 「そうだな……」 予想外な由美の魅力に、俺は言葉を詰まらせてしまう。 ただのゲームのつもりだったのに、よもすれば本気になっちまいそうだ。