「由美ー」
「なに?」

目線の先には、『由美』と呼ばれた眼鏡の彼女。
みるからにガードがきつそうなタイプ。

何、啓ちゃんいつから好み変わったの?と疑いたくなるくらいに、今まで関わったことがない。

ダチの啓太の元カノ。
恐らく、一方的に振られたのが気に入らないタイプ。
ついでに言うと、ノリ悪いね、ああゆうタイプは。

「……いや、頭良さそうだね?」
「頭はいいよ。かなり。俺と並ぶくらいだし」