言いたくない。
コイツにだけは…人の恥部ともいうべき事柄を“好奇心”なんて言葉で片付けてしまうコイツにだけは、絶対に言いたくない。………でも。
「いーじゃん、教えてくれたって!俺ともえちんの仲じゃん!!」
「………」
ウザい。
「ねぇ、もえちん?俺、このままじゃ気になって寝れない、かも」
「………」
ウザすぎる。
「ねぇ、もえちーんっ!!」
「………だぁぁぁー!!やかましい!!」
「だっ!!」
あまりのウザさに柄にもなくキレてしまった僕は、傍にあった数ヶ月前の某有名科学雑誌をクルリと丸めると神谷の頭をペシッと叩いた。
コイツにだけは…人の恥部ともいうべき事柄を“好奇心”なんて言葉で片付けてしまうコイツにだけは、絶対に言いたくない。………でも。
「いーじゃん、教えてくれたって!俺ともえちんの仲じゃん!!」
「………」
ウザい。
「ねぇ、もえちん?俺、このままじゃ気になって寝れない、かも」
「………」
ウザすぎる。
「ねぇ、もえちーんっ!!」
「………だぁぁぁー!!やかましい!!」
「だっ!!」
あまりのウザさに柄にもなくキレてしまった僕は、傍にあった数ヶ月前の某有名科学雑誌をクルリと丸めると神谷の頭をペシッと叩いた。

