愛してる?...たぶん。

「ちょっ!なにそれ、もえちん!ちょっとした好奇心じゃん!だって……知りたいじゃん!!女体の神秘!!」



「保健体育教師がなに言ってんだか…」



「教師の前に俺も男だぁぁぁー!!」



「あー…はいはい」



あー!!ウゼェ!!



僕の肩をガクガクと揺さぶりながらギャイギャイ騒ぐ神谷にウザさマックス。プイッと顔を背けた僕は、カタカタと回し車で運動するハム五郎を見つめながらヤレヤレとばかりに小さく首を振った。



「ってか、もえちん。俺に対してマジ冷たいよね。他の先生達どころか生徒にまで敬語使ってんのに親友の俺には……クスン、涙が出ちゃう」



「………ウッゼ」



「うわっ!そんな冷たい目で見ないでぇー!!………俺、マジ泣きそう」



「はぁぁー…」