全く揉めることなくことは進み、いつのまにやら一週間。



今日から僕は独り。



別に結婚してたからって、いつもいつも彼女と一緒って訳じゃなかった。



お互い仕事が忙しくて、むしろ顔を合わす方が珍しかった。



だから心のどこかでは、遅かれ早かれこうなることは予想出来てた。……なのに。



「はぁぁぁー…」



「お客さーん。大丈夫っすか?」



「大丈夫じゃありましぇぇーんっ!」



「ですよねー。あははー…」



「ですよねー!……はぁぁぁぁぁー…」



この虚しさは一体なんなんだろう。