愛してる?...たぶん。

「へぇ…酒とタバコと香水の匂いプンプンさせて、しかもそのウザっちぃ前髪を可愛いヘアクリップで留めて出勤してきたかと思ったら……ふぅ~ん…。もえちんてば俺の電話シカトで、そーんな楽しいことしてたんだぁ…」



「いや、楽しくは…」



「は?楽しすぎだろ!嫁に捨てられて独り寂しく泣いてるとばかり思ってたもえちんを励まそうと思って何回も電話したのに、我が校初、3年連続ミス鷹ノ巣に輝いた伝説のお姫様にして、そのスタイルと高校生離れした色気によって当時の男子生徒の心を鷲掴みにした、タカ校のセックスシンボル、咲緒姫とヤッてたなんて…そりゃ電話も出れないわな。ってか、マジ羨ましすぎだっつーの!」



「ぶっ!!」



「うわっ!きったね!はい、ティッシュ、ティッシュ」



「ん。悪い」