愛してる?...たぶん。

俯き、黙り込んでしまった彼女にかける言葉が見つからず、同じように黙り込んでしまった僕は、少しだけソワソワしながら肌寒さを紛らわすように手首を擦った。



「……ねぇ、センセ」



「ん?」



瞬間、机から降り、パタパタと走り出し、黒板の横にあるドアの前に着くと急に立ち止まった彼女。



「槇田、さん?」



「……」



黙ったまま立ち竦む彼女を不思議に思いながら、僕は彼女の傍に歩み寄った。