愛してる?...たぶん。

「あの、ここ、は…」



「ん?」



引き戸の取っ手に手をかけ、軽く深呼吸する彼女。



「ここ?」



手を離し、後ろの僕をチラリと見て、スッと目を逸らすと、俯き、小さくはにかんだ。



「槇田、さん?」



ゆっくりと戸を開け、室内に入っていく彼女。



黙ったまま窓際に立ち、ゆっくりとした動作でカーテンを少しだけ捲ると、目を細めながらガラスに触れた。