リビングのソファーに座る両親は、娘のあたしでも近付きたくない。 それくらい、オーラが怖いんだってば! 大翔、大丈夫かな? 心配になって、横に立ってる大翔を見ると、 「初めまして!娘さんと、付き合わせてもらってます。浅井大翔です」 頭を下げて、挨拶をしてくれた。 「萌、本当にカッコイイ子だな?」 緊張マックスの空気を、少し和らげてくれたのは、お父さんの笑顔だった。