大江戸妖怪物語



絡新婦「なぁ、小娘。その刀で糸を切ればいいだろう??」

雪華「クソッ・・・この刀の威力では、神門もろとも切れてしまう・・・」

神門「んだとおお?!?!え、僕も切れるの?!?!それは勘弁!まじ勘弁!!!!」

僕は足をジタバタさせる。

絡新婦「動くんじゃねぇ!食うぞ!!!」

・・・いや、この状況は最終的に食われるっしょ・・・。

絡新婦「いいんじゃねぇのか?こいつ殺しても。そうして貴様は大罪人・・・私と一緒だ!!ぎゃははははははぁああああああぁぁぁぁあぁぁ!!!!!」


絡新婦は天に向かい笑った。


神門「ここまでか・・・僕の命も」

僕は俯いた。

雪華「おい・・・」

雪華は僕に語りかけてくる。

雪華「助ける方法ならあるぞ」

雪華は人差し指をピンと立てた。

神門「ど、どうやって助けるんだよ?僕、死にそう・・・」

雪華はコホンと咳ばらいをした。
































雪華「糸を切ればいいのよ」