神門「ちょっと待ってて!」
僕は蔵の奥へ向かう。
神門「あった!」
僕は桐の箱を手にした。相変わらず重い。
それを持ち、銀髪娘の元へ戻った。
銀髪娘にそれを見せると微笑を浮かべた。
銀髪娘「きっとこれね」
銀髪娘は桐の箱を僕に持たせた。
銀髪娘「これより『蔵から脱出計画』を実行する。私のいう通りに動いてくれ」
銀髪娘はスクッと立ち上がり、扉へと向かった。
銀髪娘「まず、何食わぬ顔で私が蔵から出る。絡新婦に適当な話を持ちかけ、気を引く。その隙にあなたはこの桐の箱を持って、蔵を出る・・・どう?理解できたか?」
僕は静かに頷いて、親指を立ててグーサインを出した。
銀髪娘はグーサインの逆のサインを出した。
・・・まぁ今はスルーしよう。
ガン!ガン!ガシャン!ガシャン!
物凄い強さで叩かれる蔵の扉。
釛「おい、神門ぉ!!ここにいるんだろぉぉ???開けろよ開けろよ喰ってやる!!」
バ、バレてるぅ!!!
銀髪娘「落ち着け。では、行ってくる」
そういうと銀髪娘は蔵の扉を思い切り開けた・・・・・・・・・・


