?「おい、黙れ・・・!」
・・・何故、
銀髪娘がここにいる?!
銀髪娘「騒ぐな、殺されるぞ」
銀髪娘に口を手で封じられている。
僕は、『騒がないから手を離してください』という言葉をジェスチャーで表現した。
やっと拘束から解かれた。
銀髪娘「やはり、佐波釛・・・絡新婦であったか・・・」
銀髪娘はそういうと僕に話し掛けてきた。
銀髪娘「こんな状況であれなのだが、少しこの刀を見てくれ」
そういうと銀髪娘は自分の刀を前に出した。
銀髪娘「この刀は、脇差という種類・・・ぐらいは知っているよな」
僕は静かに頷く。まぁ、刀屋ですんでね。
銀髪娘「では、太刀くらいの大きさ・・・長さのある、桐の箱を見なかったか?この蔵の中にあるはずなのだが。
私の脇差が反応している」
脇差が・・・反応している・・・?
桐の箱・・・・・・。
僕は思考を整理して考える。
桐の箱、桐の箱・・・・・・
あ、思い出した。
あの時のッ・・・!


