釛「冥土の土産に私の華麗な殺人トリックの話を聞きなぁ!いとも簡単にクズを喰うトリックをなぁ!!」
人間の命を軽視した発言に僕はカチンときたが、今はそれどころではない。
何か変な行動を起こせば、僕が死ぬ確率が高い。
釛「私の本体は蜘蛛。だから気づかれずに殺人ができたんだ。
んまぁ、私はじっくりじーっくりと生き血を堪能したい性分でねぇ?
だから二つの棒に糸を張って、そこに獲物を投げ入れる。
惨めだよ!もがけばもがくほど糸は絡まる。じっくりと堪能するには十分さぁ!糸も時間が経てば消えちまう。だからバレねぇっていうわけ!」
綿飴みたいな埃・・・それは絡新婦が張った糸・・・!
神門「でも・・・釛は僕に告白してくれたよね?!」
釛「あぁん?私らにとっちゃあな、人間なんてどいつも同じ餌感覚だ。お前に告白したのも嘘だ」
僕は足が震える。
神門「僕を喰うのか・・・?」
恐る恐る聞いてみる。
大体答えはわかっているが・・・。
釛「当たり前だ!正体を知られた以上、生かしておくわけにはいかねぇ。まあ、教えたのは私だけどな!きしゃしゃしゃしゃ!!!!ゆっくり堪能してやるよ!お前の生き血をなぁ!!!」
叫び声のような声を上げて、釛は僕に襲い掛かってきた。


