泰山王「やーやー、どうも。天邪鬼の一同さん。初めまして~」

神門「うべっ!!!」

泰山王が恭しく頭を下げたと同時に、僕は泰山王さんか落下した。

雀陽「あ、あんたは・・・?」

雀陽は少し顔を青ざめている。

泰山王「僕の名前は・・・御薬袋霧雨。よろしくねえ」

神門「み、みない・・・きり・・・さめ・・・?」

そういうと泰山王さんは雀陽に握手を求めた。なんかよくわからない中二病チックな名前だが・・・

神門「ちょ、泰山王さん!ぎ、偽名ですか!?嘘はよくないですよ!?」

泰山王「うーん。一応本名なんだけどなー」

泰山王は再度、雀陽たちに向きなおる。そしてふと、表情が変わった。

泰山王「っそんでー、冥界での名前は泰山王・・・。んまー、裁判官ってやつなのかな?」

雀陽「た、泰山王って・・・あの!?」

芳吉「兄者知ってるんですかい?」

能上「こんの馬鹿!」

能上さんが芳吉の頭を殴る。

能上「いってしまえば、冥界では閻魔の次くらいに地位がある・・・」

助吉「へー・・・!じゃあ、俺たちがアイツを倒せば、俺らの冥界での認知度は上昇・・・!閻魔を倒す前の、手慣らしくらいにはなるんじゃねーっすか??」

雀陽「そうですね!まずは、あの裁判官をブッ倒してしまいましょう!にょほほほほ!!!!」

雀陽は泰山王さんの方を、手を下した。

雀陽「黒龍!アイツを殺してしまいなさい!!!!」

その声と同時に、黒龍が沼から勢いよく飛び出し、泰山王さんに向かって一目散に突進してきた。

神門「た、泰山王さん・・・!」

泰山王さんはいつもの和やかな表情を崩さない。そして、泰山王さんの目の前まで来たときに、彼は左手を龍の前に出した。

泰山王「アハハ、そんなもん?」

泰山王さんの手を中心に、楕円形の光が現れた。それに龍は激突し、後ろに倒れた。

神門「こ、黒龍が・・・倒れた!?」

雪華「・・・フン」

泰山王「あんまりねぇ~、閻魔には現世で目立つことをするなって言われてんだけどさ~?さすがに雪華ちゃんが機能停止しちゃったらピンチだよね?」

雪華「・・・ちょっと黙れや」

雪華の言葉に泰山王さんはヒドーイと言いつつ、その表情が崩れることはなかった。