私はまだ名前を探してる、実玖に声をかける。 「あ!私も!私も一組だよ!ヤッター!!!」 私達は抱き合って喜んだ。 そして、三年一組の教室に向かった。 「席、離れちゃうね~…」 「うん。しょうがないよ!千秋の名字、井上なんだもん。」 ぷぅっと頬を膨らませる実玖は、凄く可愛い。 女子の私から見ても、そう思うんだから、男子が放っておくわけない…… だから耳を澄ますと、