「アハハハ!! おもしれぇ12歳だ!」 私はわけがわからずただ立っていた ……もしかして、結構ヤバイ人にやちゃった? 笑いがおさまると、男が急に私を抱き上げてきた 「っわ、なにすんだ! おろせ!」 「俺は、高倉圭一(タカクラ ケイイチ)よろしく」 八重歯を見せてニカッと笑った こう言われては、私も名乗るしかない 「……真田青」 「おい! よくも俺に跳び蹴りしやがったな! 俺は真田櫂(サナダ カイ)だ! って苗字一緒かよ!」 さっきの金髪 ギャァギャァうるさい人