「お、圭一」 「お前……相変わらずだな」 「可愛いものを自分のものにすることの何が悪い」 藍さんが私を強く抱きしめた どうでもいいから、とりあえずおろしてくれないかなぁ…… 「悪いが……」 今度は圭一に抱き上げられてしまった 「こいつは俺の」 ……はぃぃ? 「なにその少女漫画みたいな言い方 彼女に言ってやりな。ぜってぇ喜ぶぞ」 藍さんは圭一を激しく睨みつける 「残念ながら俺に彼女はいない」 「……ッハ。夜桜一筋ってか」