「ふ~ん……あの圭一がねぇ……」 藍さんは私をジロジロと見た後、ひょいっと抱き上げた 「わっ!」 「どうも、俺は三原 藍。このバカ鈴の姉です」 「……俺?」 「姉貴は自分のこと俺っつーんだ。 まったく。少しは可愛げをもてっつーの。 だから彼氏に振られ」 「黙れカス」 私を片手で抱き上げたまま右手で鈴を殴った 「まぁ、あそこで悶えてるのは気にしないで…… ちょっとお姉さんと楽しいところいこうか」 「まてコラ」 私を連れ去ろうとした藍さんの肩を圭一が掴んだ