小学生と暴走族【夜桜】






しかし、またすぐに立ち上がった



「あーあ。今回もやっちゃったのか」



「赤……か……」



「これまたひどいね~。まぁ、まえよりはマシだけどさ」



赤はあたりを見回したあと、俺のほうへくるりと振り返った



「とりあえず、青にはしばらく近づかないほうがいいよ」



俺は意味がわからなかった



「なぜだ」



「ここにいた人たちの顔をみるとまたアレがでるかもしれないから。



まぁ、君たちがアレを止められるならいいけど」



赤はいかにも俺たちをバカにしたようなかんじだった