小学生と暴走族【夜桜】





気づけば目の前にあの先頭に立っていた男がいた



「その手を離しやがれ」



言葉と同時に男が後ろへ吹っ飛んだ



私も一緒に吹っ飛びそうになったが、ギリギリセーフだった



「やっぱ、夜桜は強いな……」



男が頬を抑えながら言う



「少なくとも人質使うしか脳がないやつ等よりは強ぇよ」



鼻で笑いながら先頭に立っていた男は見下していた