「櫂、見せてみろ」 「あ、あぁ……」 圭一は手紙を読んだ後、小さく舌打ちをした 床に投げ捨てられた手紙を拾って読んでみた 【夜桜 明日の午後2時に戦いを申し込む】 族同士の戦いか…… 一瞬兄貴のことを思い出したが、すぐにその思考を振り払った 下には続きがあった 【最近お前らが大事にしている女 一人にしねえほうがいいぞ】 ……私のことか? 「なぁ圭一、架空ってNo.2の族か?」