「そいつは、どうしたら目覚めるんだ?」
櫂が聞いた
こいつは意外に頭の回転が速いからな
もう動揺していないらしい
「う~ん……たとえば、青が殴られたりとかかな?」
「そうか。ちなみに、お前はなぜ出てきたんだ?」
「あ、僕は青の過去に触れたらでてくるよ。
青にとって過去はタブーらしいからね」
赤は一瞬暇そうな顔をしたが、すぐに真剣な顔になった
「最初に言っておく。
君たちは青の過去すべてを背負う覚悟はある?」
なぜそういうことを聞くのかが分からなかった
「なぜ?」
「今から君らに青の過去を話す」
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