小学生と暴走族【夜桜】

圭一




俺は夜桜を引退して、普通に社会人として働いていた



今日は休みで、久しぶりに夜桜に行こうとしていた



「あいてっ!」



後ろのほうで声がした



振り返ると、小さい女の子が転んでいた



目には涙がうかんでいる



「大丈夫か?」



抱き起こしてその顔を見た瞬間



「青……?」



女の子の顔を、青の顔がそっくりだった



<圭一……>



どこか遠いところ、けどものすごく近いところで青の声がきこえた



「お兄ちゃん、だぁれ?



あおいのこと知ってるのぉ?」



いつの間にか女の子は泣き止んでいた