「ああ、その目は僕も人間じゃないかって言いたそうな目だね」
「勘が鋭くて良かった。で、どうしてなの?」
「僕…正しくはこの国の全員は、人間じゃなくて有翼人」
「それって天使って事…?」
“それは違うよ”とハルヤ君は言った。
“天使は人を倖せにするけれど僕達は出来ないから”と。
本当に私はファンタジーの世界に来てしまったようだ。
そしてこのファンタジーの世界の国のお妃になることに。
夢であってほしい。勝手に決められて、
好きでもない人と結婚だなんてやっぱり嫌だ。
早く此処から逃げよう。
そう思ってハルヤ君に背を向けて走り出した時だった。
「勘が鋭くて良かった。で、どうしてなの?」
「僕…正しくはこの国の全員は、人間じゃなくて有翼人」
「それって天使って事…?」
“それは違うよ”とハルヤ君は言った。
“天使は人を倖せにするけれど僕達は出来ないから”と。
本当に私はファンタジーの世界に来てしまったようだ。
そしてこのファンタジーの世界の国のお妃になることに。
夢であってほしい。勝手に決められて、
好きでもない人と結婚だなんてやっぱり嫌だ。
早く此処から逃げよう。
そう思ってハルヤ君に背を向けて走り出した時だった。


