墜ちた羽根

「疲れた。寝る」
「え?話の続きは?それに、私はどうなるの?!
まだ大丈夫だから良いけど、もし変なの来たら対処出来ないよ?」
「だったら一緒に昼寝でもするか?」

意地悪そうな微笑み。
思わずかっとなってしまった。顔はきっと真っ赤だろう。
間近で顔を見ていたから。
また恥ずかしくなってしまうじゃない。
少しだけドキドキしていた。
“バカにしないで”と言い残しそのまま部屋を飛び出た。

「あー…吃驚した」

ドキドキ感がおさまらない。
きっとあの話の所為だと思い、私は自分の部屋へと戻った。