シンデレラルーム 702号室

「あ、え〜っと…それもう飲み終わるでしょ?何か頼むよ」


なんとなく気まずくてとりあえずニコッと笑ったあたしは、話を変えようとメニューを手に取った。



「何がいい?」


「……じゃあ芋焼酎」


「芋!?オトナね〜!」



渋い選択に驚きつつ、あたしが店員さんを呼んでそれを頼むと。



「カルーア頼まなくていいの?」


「えっ?」


「さっき好きだって言ってなかった?」



…覚えてたんだ…。


それだけのことなのに、なんだかすごく嬉しい。



「じゃあ、それも……」


店員さんにそう言った時のあたしの顔は、絶対ニヤけていたに違いない。