「あのバカが席取っちゃって悪いね」
グラスを持った手であたしが座っていた席を示しながら、彼は無表情のまま言った。
反射的にそっちを見ると、栗山くんが楽しそうに綾乃と話している。
その様子と、有坂くんが“悪い”と謝ったことがなんだか意外でふふっと笑ってしまう。
「あぁ、いいの!あたしも有坂くんと話したかったから」
……あ、つい言ってしまった。
あたしは可愛い女を演じたり、計算で話したりは出来ない性格。
だからいつも思ったことをそのまま言ってしまう。
有坂くんはグラスを口に付けたまま一瞬ピタッと動きを止めて、ちらりとあたしを見た。
グラスを持った手であたしが座っていた席を示しながら、彼は無表情のまま言った。
反射的にそっちを見ると、栗山くんが楽しそうに綾乃と話している。
その様子と、有坂くんが“悪い”と謝ったことがなんだか意外でふふっと笑ってしまう。
「あぁ、いいの!あたしも有坂くんと話したかったから」
……あ、つい言ってしまった。
あたしは可愛い女を演じたり、計算で話したりは出来ない性格。
だからいつも思ったことをそのまま言ってしまう。
有坂くんはグラスを口に付けたまま一瞬ピタッと動きを止めて、ちらりとあたしを見た。



