シンデレラルーム 702号室


──バチッ。


「っ!!」


うわ…有坂くんと目が合ってしまった。



彼の視線があたしに向けられてた……

そう思うだけで、身体が熱くなってくる。



片手で頬杖をついていた彼は、意識的なのかは分からないけど、すぐにふっと視線を逸らした。



こんなことくらいで何ドキドキしてんのよ、あたし…。


今更乙女ぶらなくたっていいのに、この心臓め!


なんとなく気恥ずかしくて、あたしは俯いてサワーの底に沈んだフルーツをバースプーンでつついていた。



そして、自己紹介はついに有坂くんの番。


何て言うんだろう?とワクワクしていると……