シンデレラルーム 702号室

「じゃあ…また学校でね」


「あ、うん!バイトがんばってね!」



嶋田くんは自転車にまたがると、軽く手を振って去っていく。


さっき…どうしたんだろ?


不思議に思いながら、あたしは人混みに消えていく彼の背中をぼんやり見つめていた。




「なんだ、やっぱり付き合ってんの?」



──っ!!??



突然、あたしの耳に飛び込んできた声。

一瞬で誰だか分かった。


なんでいるの……!?



「タケ…ちゃん…!?」



振り返ると、いつの間にかあたしのすぐ後ろにタケちゃんが来ていた。


少しアシメっぽい髪の毛から覗く目は、あたしに冷たい視線を向けている。


なんか…怖い……。