シンデレラルーム 702号室

しばらく話していると、嶋田くんは思い出したように携帯を取り出して時間を確認する。



「やべ、バイトの時間だ」


「あっ、そうなの!?ごめんね!つい話し込んじゃって…」


「全然いいよ。楽しかったし」



そう言って、いつもの柔らかくて優しい笑みを浮かべる。


なんていうか……

嶋田くんって話してて安心するなぁ。


すごく気が楽だし、心があったかくなる感じがする。



「じゃあ…俺チャリだから下行くね」


「あたしも一緒に行くよ。特に買う物もないし」


「……そう?じゃあ行こっか」



今、ほんの少し嶋田くんが戸惑ったように見えたのは気のせいかな…?