告白されたことなんて初めてで、あたしは素直に嬉しかった。
でも、どうしても頭からタケちゃんの姿を消すことが出来ない。
もう近づくことすら出来ないのに
こんな想いを持っていても仕方ないのに……
こんな気持ちのまま付き合うのは申し訳なくて、あたしは嶋田くんの告白を断った。
それでも嶋田くんは本当にいい人で、謝り続けるあたしに
『悔いはないからいいんだよ。麻衣子ちゃんを好きになってよかった』
って言ってくれた。
あたし、嶋田くんのために何もしてないのに『ありがとう』って。
悲しいのはあたしじゃないのに、何故か目頭が熱くなってきて
必死で涙を堪えるあたしの頭を、彼は優しくポンポンっと撫でてくれた。
でも、どうしても頭からタケちゃんの姿を消すことが出来ない。
もう近づくことすら出来ないのに
こんな想いを持っていても仕方ないのに……
こんな気持ちのまま付き合うのは申し訳なくて、あたしは嶋田くんの告白を断った。
それでも嶋田くんは本当にいい人で、謝り続けるあたしに
『悔いはないからいいんだよ。麻衣子ちゃんを好きになってよかった』
って言ってくれた。
あたし、嶋田くんのために何もしてないのに『ありがとう』って。
悲しいのはあたしじゃないのに、何故か目頭が熱くなってきて
必死で涙を堪えるあたしの頭を、彼は優しくポンポンっと撫でてくれた。



