あたしはそんなタケちゃんをただ目で追って、遠くからそっと眺めているだけだった。
憧れの芸能人を陰で見つめているように
本当にタケちゃんは手の届かない所へ行ってしまったんだな…と思いながら。
そんな日々が一年続いて、2年生に進級した小春日和のある日。
あたしは同じクラスの男子に呼び出されて、突然告白された。
優しくていい人だなって思ってた嶋田くん。
『ずっと麻衣子ちゃんのこと好きだったんだ』
桜の花びらが舞い散る中
少し恥ずかしそうにはにかみながら、でも真剣にそう言ってくれた。
憧れの芸能人を陰で見つめているように
本当にタケちゃんは手の届かない所へ行ってしまったんだな…と思いながら。
そんな日々が一年続いて、2年生に進級した小春日和のある日。
あたしは同じクラスの男子に呼び出されて、突然告白された。
優しくていい人だなって思ってた嶋田くん。
『ずっと麻衣子ちゃんのこと好きだったんだ』
桜の花びらが舞い散る中
少し恥ずかしそうにはにかみながら、でも真剣にそう言ってくれた。



