シンデレラルーム 702号室

「そんなこと一言も聞いてない!」


「内緒にしてくれって口止めしといたからね」


「え〜??」



あたしと一緒にお見舞いに行ってくれたことは何回かあったけど、瞬哉だけで行くなんて初めてだった。



「なんでそんな……」


「結婚の許可もらわないといけないじゃん?

プロポーズするのは内緒にしておきたかったから一人で行ったの」


「──…!!」



じゃあ、お母さんは知ってたってこと…!?


一昨日も会ったけど、そんな素振り全く見せなかったわよ?


瞬哉の話題が出ればニヤける顔を隠せなくなりそうなところだけど、本当にいつも通りで自然だった。