けっ……け、結婚!?
「…え……えぇッ!!??」
このまま瞳孔まで開くんじゃないかってくらい目を開けて、ひっくり返りそうな声で叫んだ。
瞬哉は真剣な表情は崩さず、少し照れたようにはにかむ。
「本当はもっと早く言いたかったんだけど…
しがないバーテンの給料じゃふぅこを養えるくらいの余裕も、
ましてや借金の足しに出来るほどの金なんてなかったから、無責任なこと言えなくてさ」
「瞬哉……」
「こんなオレも結構マジメに考えてたんだぜ?」
あたしの手を優しく握りながら得意げに笑う。
知らなかった。
瞬哉があたしの借金のことまで考えてくれてたなんて──…



