シンデレラルーム 702号室

「謝らなきゃいけないのはオレだよ。
今までふぅこに何もしてやれなくて…本当にごめん!!」



下げていた頭を上げた瞬哉は、今まで見たどの顔とも違う真剣な表情であたしを見据えてきた。


強い意志を感じさせるその眼差しに、あたしの胸はトクンと鳴る。



「ずっと…自信がついたら言おうと思ってたんだ」



不意に持ち上げられる左手。

瞬哉はポケットから何かを取り出すと、それをあたしの指に……


……指に?


薬指を硬いものがなぞっていく感覚の後に

シンプルだけど小さなダイヤがあしらわれた指輪が煌めく。



うそ……これ、まさか…!?



「オレと結婚して?」