シンデレラルーム 702号室

「お母さんが退院しても社長に借金したままだし、まだ辞めるわけにはいかないのよ。
今更転職するより、このまま働いてた方がきっと早く返せると思うし…

瞬哉に嫌な想いさせてるのは分かってるけど…ごめんね」



ただの変なプライドなのかもしれない。


強情な女って思われるかもしれないけど、ちゃんと自分で返したいの。




──すると


瞬哉がふう…と息を吐くのが聞こえた直後。



「ふぅこ、ごめん!!」


と言って、突然がばっと頭を下げてきた。



「……えっ??」


なんで謝られてるのか分からなくて、あたしは目をパチパチさせるだけ。