シンデレラルーム 702号室

おかげで社長には甘えっぱなしで、結局今でも辞められずにいる。


もっと早く辞めるつもりだったのに…
まだ瞬哉を待たせなきゃいけないと思うとすごく申し訳ない。




「……どうした?やっぱり元気ないぞ」


俯いて考え込むあたしを、瞬哉は心配そうに見つめる。


今まで気まずくなるのが嫌で、お互いにこの話題は避けていたけど……



「……ごめんね、瞬哉」


「え、何が??」


うやむやにしてきたことを、いい加減はっきり言わなきゃいけない。



「あたし、まだデリヘル辞められない」



その言葉に、瞬哉は一瞬ぴたりと動きを止めた。