シンデレラルーム 702号室

「おっ、あれがマツさんが言ってた露天風呂か!後で入ろうな♪」


いつになく高めのテンションで、瞬哉は鼻歌を歌いながら早速お湯を溜めに向かった。


はしゃいでいる瞬哉も子犬みたいでカワイイんだよね…。

細身だけど広い背中を見ながらふふっと笑った。



短い黒髪をツンツンと立たせた髪型に、キリッとした眉

それでいて目元は優しげで、アヒルのような口が愛らしい。



あたしはこんな年下イケメンくんが昔から大好物だった。


だけど、可愛いだけじゃなくて強さや逞しさを兼ね揃えてる男にはなかなか巡り合えなかった。


そう──

そんな男、瞬哉以外にはいないのよ。