シンデレラルーム 702号室

「それで許せるわけじゃないけど…ほんの少し気が楽になった」



『でも許されないことをしてるのはお互い様よね』
と言い、俯きながら嘲笑する詩織を見ていると

ずっと目を逸らしてきた現実が、一気に重くのしかかってくる。



俺達は終わりが見えている、未来なんてない関係。


詩織との“これから”を思い描くことは許されない。



「何年振りかに一緒に寝て朝を迎えたら、忘れかけてた幸せが蘇ってきて……

この幸せは…彼とじゃなきゃ感じられないんだって分かった」



そして、

溢れそうな涙を堪え、声を震わせながら紡がれる詩織の言葉は

禁愛に溺れた俺への罰──