シンデレラルーム 702号室

温かい、温かい詩織のナカにいられるこの瞬間が

俺にとって唯一無二の至福を得られる時だった。



こうしている間だけは、詩織を独占出来る。


今だって、ほら……



「雅…秋さ…んっ──…!」


上気した頬を紅く染め、お前はこの上なく淫らで可愛い声で俺の名を呼んでくれるだろう?



「ぁ…ダメ…!もう──っ…!」


「まだ駄目だ」


まだ感じていたいんだ…お前を。



俺の腕の中で快感に顔を歪め、切なく甘い鳴き声をあげる詩織も

黒髪を乱して身体を跳ねさせる、美しく淫らな詩織も


全て俺のもの──


そう思い込ませてくれ。



最も罪深く、幸せな一時に
今だけは溺れていたいんだ。