僕が下に降りていくと、母さんも兄さんも、まだ心配そうな顔をして、僕を待っていた。
「シャワー、浴びてくるね」
僕がそう言うと、二人とも黙って頷いた。
今日は、最初に冷たいシャワーを思いっきり浴びる。
汗をかいた身体にはそれが気持ちよかった。
思い出したくないことを思い出した。
それを、洗い流したい。
そんな気分だったから。
しばらく浴びていたらさすがに身体が冷えてきたので、今度は熱いお湯にする。
冷たい水で洗い流して、今度は気持ちの切り替え。
…うん、大丈夫。
落ち着いてきた。
お湯を止め、洗いたてのバスタオルで身体を拭って、夢を身体から追い出す。
もう考えるのはやめよう。
今日はこれから、学校に行って、みくるちゃんと昨日の話をするんだ。
秀悟に、昨日の話の自慢をするんだ。
いつも通りの、僕の日常が始まるんだから。
「シャワー、浴びてくるね」
僕がそう言うと、二人とも黙って頷いた。
今日は、最初に冷たいシャワーを思いっきり浴びる。
汗をかいた身体にはそれが気持ちよかった。
思い出したくないことを思い出した。
それを、洗い流したい。
そんな気分だったから。
しばらく浴びていたらさすがに身体が冷えてきたので、今度は熱いお湯にする。
冷たい水で洗い流して、今度は気持ちの切り替え。
…うん、大丈夫。
落ち着いてきた。
お湯を止め、洗いたてのバスタオルで身体を拭って、夢を身体から追い出す。
もう考えるのはやめよう。
今日はこれから、学校に行って、みくるちゃんと昨日の話をするんだ。
秀悟に、昨日の話の自慢をするんだ。
いつも通りの、僕の日常が始まるんだから。



