赤い月



『ルイさん、お願いします』


時間だった



行きたくない


まだ居たい



まだ


居たい




『行かなくていいの?』

馬鹿にしたように隼人が言った


まだここに居たい

と思っているのが自分だけで恥ずかしくなり

ポーチに全て入れながら


「もういくよ」

とぶっきら棒に答え

席を立とうとした