家庭科室の甘い味

−数日後−


「はるか、拓ちゃんへのプレゼント決まった?」


お昼休み。


お弁当を食べていると、茜が聞いてくる。


「うーん、まだ。ホント何をあげたら、いいのだろう?」


私はお弁当に入っている唐揚げをパクッと口に入れる。


私は全く見当つかなくて困っている。


「じゃぁさぁー」


茜はにやにやしながら


「“プレゼントはわ・た・し!”とか言っちゃう?」


「えっ?えぇぇっ!?」


何、言っちゃってんの!?


驚いている私を笑って見ている茜。


「冗談よ!冗談っ!!でも、拓ちゃん何が欲しいんだろうねぇ」


茜は「これ、ちょうだい!」って、私のお弁当箱の中から卵焼きを取り、それをパクッと食べる。