家庭科室の甘い味

最近、雨宮くん、何かヘンだな。


どうしたんだろう……


「えっと……」


私が戸惑っていると


「はるかセンパーイ!」


私の後ろから声が聞こえ


「一緒に帰ろ!って事で、雨宮先輩!はるか先輩を返してね!」


そう言いながら、拓真は私を後ろから抱きしめる。


「ちょっ!何すんのよ!」


背中に拓真の温もりがある。


それがすごく恥ずかしくて、拓真の腕を離す。


ふっと茜を見ると、茜も私達の所へ戻って来る。


そして、私の耳元で


「私、先輩と帰れる事になったから!はるかも頑張りなよ!」


えっ?


って、何を頑張るのよ!


茜は言いたい事だけ言って、サッカー部の部長の所へ駆け寄った。