甘々王子の秘密




朝食を食べ終えると
また真生の部屋に戻った。




「…あたし、そろそろ帰る」





「は?なんで帰るわけ?」




真生が眉間に皺を寄せた。





「帰りたいから。それにあたし元気になったし!」





これ以上、真生に関わるのも避けたい事だしね…。





「昨日は色々とありがとう。朝食も凄く美味しかった」




あたしが話す度に真生の顔が不機嫌になっていくのが分かった。