甘々王子の秘密




「俺、初めて女の子に振られたんだけど…。」



「分かったなら、これ以上美嘉に色目遣ってんじゃねーよ」




健君は「ちくしょう!」とか言いながら
ご飯をガツガツと食べ始めた。



「美嘉も早く食べろよ」




「う、うん…」





あたしの目の前には朝食にしては豪華すぎるご飯がずらーっと並べられていた。





周りの視線も気になったけど
少しずつ、ご飯を食べ始めた。