「何で嘘っぽいって分かんだよ?」




高木真生の口調が急に変わった。



…やっぱり王子っていう仮面を被ってたんだ




「なんとなく。…あたし、帰るからそこ退いて」




「無理。」




「は?意味分かんないんだけど」





目の前で笑う高木真生にイライラしてきた